葬儀(葬式)の流れ

葬儀の流れは宗教や宗派ごとに異なりますが、ここでは一般的な仏式の葬儀の流れについて説明します。まず、病院で亡くなられた場合は葬儀社に連絡し、遺体搬送車で遺体を自宅もしくは斎場の霊安室などに運んで安置します。その後、僧侶による枕経が終わったら納棺を行い、通夜をします。地域によって異なるものの、最近は夕方から夜にかけて数時間で行う半通夜の形式が普及しています。通夜を終えたら、葬儀と告別式を行います。葬儀では、僧侶による読経、焼香ののち、棺に供花を短く切った別れ花や思い出の品などを納めて出棺の儀を行います。そしてご遺体を火葬場へ運び、火葬を行います。火葬の間は斎場の控え室で待機します。1～2時間後に火葬が終わったら、拾骨をします。これらの儀式を終えたら、繰り上げ初七日法要として参列者との会食を行います。本来、初七日は個人の死後7日目に行う儀式ですが、現在は葬儀と告別式の後に行うことも多くあります。なお、この会食の席は「精進落とし」と呼ばれます。